銀魂 最終回の感想。何も解決しないまま終わるのはひどい

この記事は銀魂の最終回に関する記事になっています。

銀魂を知らない人の為にどんなアニメか簡単に説明すると江戸時代を舞台にしたSFコメディアニメです。

宇宙人が侵略した世界で、侍や攘夷志士たちが日常を送るというユニークな設定が特徴で、ギャグ、バトル、感動など様々な要素が盛り込まれており、個性豊かなキャラクターたちが織りなすストーリーが魅力です。

バカバカしいギャグとシリアスな展開が絶妙にバランスされており、幅広い層から人気を集めています。

そんな銀魂の最終回について紹介します。

※本記事は感想がメインですが銀魂のネタバレも一部含まれているため、まだ見たことのない人はお気を付けください。
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最終回を見逃した人や見返したい人におすすめです。

銀魂 最終回 あらすじ

悪役にもやっていい事と悪い事がある／江戸の町に戻ってきたことを悟られたくない銀時は、マネキンに扮して何とか難を逃れることに成功する。高杉風のカツラと着物で、再び町に出ようとしたその瞬間、銀時の頭上からクナイが降り注ぐ。銀時の帰りを待つ、さっちゃんの仕業だった。変装に気づかず、銀時の居場所を教えろと脅すさっちゃん。

銀魂 最終回の感想

吊られた銀時大ピンチ

銀魂第367話「悪役にもやっていい事と悪い事がある」は、最終回として大いに物議を醸した回です。

吉原桃源郷は今はもう存在せず、とはいえ吉原自警団「百華」は健在です。
中でも頭領である月詠は髪型は変わったものの、厳しく監視を続けていて、からの吊られた偽高杉。
これ、中身は銀時なんですが、頭にパンツを被っており、なおかつ半裸のオムツ姿なんです。
とんでもない変態が捕まっていて、なおかつ吊るされているというルックの強さは、ならでは感がありました。
銀時が化けた高杉の変装はまったく見破られることなく、ある意味拷問されるのですが、ものすごく銀魂らしい展開になります。
さらに、「前回見ていない方は驚いたかもしれませんが、この人銀さんです」という文章が差し込まれます。
その的確な内容も去ることながら、最終回だけ見る人いるのかな？と思ってしまいました。
なんというか、らしさが出ている気がして思わず笑ってしまいます。

本来的に彼の帰還を待ち望んでいたはずの、柳生九兵衛、猿飛あやめ、月詠と、志村 妙(ゆきのさつき)。
正体を明かせないばかりに、ここからとんでもない展開が待ち受けていたのでした。

女性陣との感動的な再会と言ってもいいのだろうか

月詠や妙、あやめや九兵衛といった主要な女性キャラクターたちが一堂に会する場面は、シリーズ全体を通しての彼らの絆を強調しているはずなのですが、そうはいきません。
目も当てられないような、ひどい下ネタオンパレードから始まり、よくもまあ女性声優にこんなこと言わせるな、と呆れてしまう部分もありました。
パンツいじりもさることながら、それギリギリ放送コード引っかかってないかなとも。
そして早速のタイトル回収があり、いやまあそれも分からなくもないですが、本当に本筋と関係ないなと。
あんなにデカデカと筆文字で出したタイトルなのにそれかよ、と思います。
ローションにまみれてババアにベルトコンベアー上で撫で回されるってなんでしょう。
あまりの賢者タイムっぷりに仏になってしまうのも無理からぬことですね。
それをお遍路と表現したり、執拗なおっぱいいじりがあったり、一番力を入れたのはこのパートに違いなく、ある意味素晴らしい。

月詠の真面目な回想シーンが挿入されますが、ここに至るまでのコントの要素が強すぎます。
落差がありすぎて、正直まったく頭に入ってきません。
これすら茶番の一環にしか思えないんですね。

最終回としてあまりにもひどい展開に唖然とします

そんなこんなで銀時は逃げ出すことに成功し、自らの状況を反省するのですが、なにせ半裸でオムツ姿。
どうにもしまらない。路地にフラフラのこんな男がいたらそれだけで事件です。

橋でたそがれている銀時、そこに成長した新八が真っ当に万屋を営んでいる様が目に飛び込んできます。
思わず声を賭けそうになった瞬間、刺客に包囲された銀時に対して新八が助けに入った、かと思いきや。
突然、舞台の幕が降りたかのように、撮影セットにおけるカットがかかり、メタ展開が始まります。

これが物議を醸した裁判エンド、銀魂終わる終わる詐欺裁判の始まりでした。
ここからは実際に見てほしいのですが、4期制作に至るまでの関係者の証言や、裏話のオンパレード。
そんな生々しい話をキャラクターに喋らせるのはありなのか。
確かに知りたい内容ではありますが、赤裸々すぎてもはや特典映像かのようです。
いらすとやを持ち出す辺りのセンスも独特でしたしね。

まじめにストーリーを追いかけてきたファンからしたら、到底許容できないひどい展開であることに間違いはない。
原作ファンもこんな終わり方には納得がいかない、という人が多かったはずです。

原作者を責めるべきなのか。続編への期待

真の被告はゴリラ。その通りです。
何より原作者が一番責められてしかるべきです。
とはいえ、それ自体が作品の良さに繋がっている一面もありますから、一概に糾弾できないんですよね。
そういった周辺の状況も含めての人気でしたし、なにより原作者は文章が非常に巧み。
ネタ文章を書かせたらジャンプ作家の中ではトップの切れ味だと思います。

確かに斎藤一が宇水を倒したシーンは、十本刀との戦いの中でもベストバウトですね。
牙突零式かっこいいですもん。
銀魂ファイナル エンドオブスカイという絶対に制作されなさそうなルックの告知もありました。
これは時期的に「HiGH&LOW THE MOVIE2/ENDOFSKY」のパロでしょうか。

そして、ここで終わるんです、最終回。
何も解決しないまま。
とはいえ、そんななんでもアリの文化を作ってきたシリーズであることは確かです。
これは他ではマネできない大きな魅力であり、一周回ってよくやってくれたと思う部分も大いにありますよね。
一筋縄ではいかないメタネタを含んだ展開は、これ自体が作風といっても過言ではないでしょう。

その後、完結編として銀魂 THE FINALが公開されましたから、気になる方は引き続き鑑賞することをおすすめします。

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銀魂の最終回を見た人の声

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銀魂 最終回の登場人物(キャスト)

役名(声優名)

坂田銀時(杉田智和)：かぶき町で万事屋を営む侍

志村新八(阪口大助)：ツッコミ役で眼鏡が特徴

柳生九兵衛(折笠富美子)：柳生家の次期当主

猿飛あやめ(小林ゆう)：元御庭番衆のくノ一

月詠(甲斐田裕子)：「死神太夫」と恐れられる吉原最強の番人

銀魂の最終回に使われた曲

■銀魂 主題歌オープニング
「I Wanna Be…」SPYAIR

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