ブラックペアン 最終回の感想。続編(シーズン2)も放送決定

この記事はブラックペアンの最終回に関する記事になっています。

ブラックペアンを知らない人の為にどんなドラマか簡単にすると天才外科医・渡海征司郎が、大学病院の権力争いや患者間の葛藤に巻き込まれながらも、卓越した技術と強い意志で患者の命と向き合う医療ドラマです。

手術道具である「ブラックペアン」に秘められた謎や、渡海の過去も絡み合い、緊迫感と人間ドラマが織り成されています。

二宮和也主演、2018年にシーズン1、2024年7月に続編のシーズン2が放送される予定で、今年の夏の期待のドラマです。

※本記事は感想がメインですがブラックペアンシーズン1のネタバレも一部含まれているため、まだ見たことのない人はお気を付けください。
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ブラックペアン 最終回　あらすじ

佐伯（内野聖陽）を再手術する条件として“飯沼達次”の居場所開示を要求する渡海（二宮和也）。一方、美和（葵わかな）が秘密裏に担当していたある患者の容体が急変し…。

ブラックペアン 最終回の内容と感想

佐伯と渡海の因縁

佐伯の病室から物語が始まり、カエサルを用いた手術はあくまで応急処置であることが明かされます。
渡海との会話の中で、医療過誤は絶対に許されないにも関わらず、ペアンを体内に置き忘れられた飯沼達治の存在が大きな問題となります。
理事長選は3日後に控えているのですが、飯沼達治を探さなくて良いのか。
しかし、そもそも彼の情報は佐伯の命令で非公開とされているため、渡海は必死にその行方を探ります。
一方、世良は渡海の実家に上がり込んでいる状況が描かれるのですが、少々唐突。
どれだけ努力してきたかの過程が部屋に残っていますが、それを見せるために差し込むのはテンポが悪い。
ここから、渡海が父親の復讐を果たそうとする心境が明らかになるのですが、
「チャンスは一度きり、そこですべてが終わる」というセリフが印象的。

そして理事長選前日に親睦会が開催され、佐伯は世良に渡海を見張るよう指示します。
しかし、佐伯の心臓は完治していなかったために、その場で倒れてしまうのです。
同席していた渡海が処置し、さすがの技術で蘇生は無事完了。
状況を読んでいたとはいえ、その手腕は鮮やかです。
「今はまだ生かしといてやる、お前の地獄はまだ先だ」というセリフが、いかに佐伯を憎んでいるかを良く伝わりました。
このシーンは渡海の冷静さと技術の高さが際立っていて、非常に見応えがあります。

理事長選当日

理事長選当日、安静にしているはずの飯沼達治が看護婦と一悶着起こします。
彼は東城大の特別個室に入院していたのでした。
渡海はそれを知り、ペアンのことを飯沼に伝えます。
にわかに信じられない飯沼は、佐伯を信頼しており過去に手術をした執刀医であることを認めると、
渡海は「それを証言してもらいますよ、佐伯の罪を暴くために」と告げます。
ようやく佐伯を追い詰める手がかりを得たのでした。

ちょうどその頃、レントゲンを運ぶさまをタイミング良く見つけた高階が訪れ、勝手なことは出来ないと言い放つのですが、渡海の熱意に押され手術することに同意するのでした。
これは高階の渡海に対する信頼感によるもので、眼の前の患者を助けるという医者の信念に基づいた行動であったといえます。

手術と同時並行して理事長選が始まり、一度は手術の場から外された花房美和（葵わかな）も戻ってきて手助けをします。
体内に残されたペアンが取れるかどうか。
癒着がひどく、手こずっていると理事長選に出ていたはずの佐伯が直接乗り込んできます。
しきりにそのペアンを外すな！と繰り返す様を観ていると、これはもしかしてペアンはずしたらまずいのか？って思うんですよね。
案の定、外した途端の大出血。やっぱり、これで押さえてたんだなと。
渡海の技術をもってしても出血は止められなくなり、とうとう佐伯に交代することになりました。

ペアンの真実

佐伯が渡海に代わり、飯沼を手術することになり、術中に回想が始まります。
佐伯がペアンを体内に残したのは事情がありました。
それは事故に伴い同時多発的に発生した別の緊急患者たちの処置も必要で、医者の手も機材も不足しており、やむを得ない判断だったということ。
一命をとりとめた飯沼が再び急患で運ばれるのですが佐伯は海外にいて不在、その際に対処したのが渡海の父・渡海一郎だったことが明らかになります。
彼はペアンの処置が必要だったことを理解しましたが、そのさまを黒崎誠一郎（橋本さとし）が見つけてしまいました。
佐伯をかばい、自分の執刀ミスだと罪を被った渡海一郎。
このことを帰国後に知らされた佐伯は、彼に医者としての命を救われたことを実感します。
なにかしら因縁めいたものがあるのは感じていましたが、むしろ助けられたことに感謝していた、というのはここまでの流れからは意外な展開でしたね。

佐伯は渡海に「このブラックペアンは戒めでもある」と伝えます。
ブラックペアンは特殊なカーボンで作られており、レントゲンにも映らないらしいのです。
手術は成功するのですが、あんなにフラフラで車椅子で来た佐伯が、長丁場の手術に耐えられるという展開は疑問。
その後見計らったかのごとく大動脈解離で倒れるという流れになりますが、流石にご都合主義を感じざるを得ません。

結末

理事長選は西崎啓介（市川猿之助）の独壇場となっていましたが、
池永英人（加藤浩次）が壇上に上がり佐伯と対談した際の状況説明を始めました。
佐伯は身を持って学んできたことを伝えなくてはいけないというのですが、
客観的に考えるとそのやり方には疑問が残ります。
確かに医者は腕だよりってところは現実でも変わらないんですが、
もうちょっと人の気持ちを考えなきゃ衝突もするよね、と。

そのころ、佐伯が心停止しピンチに。
意識を失う直前、渡海に対して「そのままでいい、普通でいい。医者は患者のことだけを考えろ」とメッセージを残します。
これ、父である渡海一郎の口癖なんですよね。
心肺停止から5分経過しても、奇跡的に復活する場面は、見せ場として描かれています。
同様に、理事長選もどちらが勝つのか、と引っ張っておいて結局佐伯の勝利。
この辺は、同じようなスロー演出が続くのでややくどい。
手術後、佐伯はなぜ自分を助けたのかと問いかけ、併せて渡海が自分を恨み続けることで成長していると思っていました。
父親の真実を知った渡海はすっかり毒気が抜け、先ほどの父のセリフを引用しその場を去ります。
同時に流れ出す小田和正の「この道を」。ニクい演出でした。

その後、エピローグで各キャラクターのその後が描かれ、最後は「1000万でもみ消してやるよ」という渡海のアップと決めゼリフで締めくくられます。

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ブラックペアン 続編決定

ブラックペアン 続編が2024年7月の夏に放映が決定しました。
シーズン1から6年後の物語が続編のシーズン2として放映されます。
ブラックペアン 続編は主人公(二宮和也)の役柄が変わります。

シーズン1で天才的な縫合技術を持つ外科医・渡海征司郎を演じた二宮和也ですがシーズン2では人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じます。
見た目も銀髪?白髪?になり同じ俳優が別人を演じるドラマはあんまり見かけないのでちょっと楽しみですね。

⇒ブラックペアンシーズン1の動画を観る

ブラックペアンの最終回を見たSNSの声

⇒ブラックペアンを再度視聴する

ブラックペアンの最終回の視聴率は?

ブラックペアンの最終回の視聴率は18.6%でした。最高視聴率も最終回です。

■ブラックペアン 視聴率一覧

話数	視聴率
第1話	13.7%
第2話	12.4%
第3話	12.1%
第4話	13.1%
第5話	13.4%
第6話	13.0%
第7話	13.0%
第8話	16.6%
第9話	16.2%
第10話(最終回)	18.6%

ブラックペアン 最終回の登場人物(キャスト)

役名(俳優名)

渡海征司郎(二宮和也)：主人公、天才的な技量の外科医

佐伯清剛(内野聖陽)：東城大学医学部付属病院総合外科学教室の教授・トップ

世良雅志(竹内涼真)：初期研修医

高階権太(小泉孝太郎)：新任エリート講師

ブラックペアンの最終回に使われた曲

■ブラックペアンの主題歌
この道を – 小田和正

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ブラックペアンの1話～11話(最終回)まで一気に見れます。

2024年7月にブラックペアンの続編(シーズン2)がスタートするのでシーズン1を観たことがない人それまでに観ておきましょう。